USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

監査法人でUSCPAに求められる英語力はそこまで高くないのですが、、、

USCPAのキャリアの一つとしてよくあるのは監査法人。

最近は監査法人でもUSCPAを多く採用しております。USCPAが監査法人で働くにあたって気になるのは監査法人でUSCPAに求められる英語力ではないでしょうか。

今回はそんなUSCPAが監査法人で働くにあたって求められる英語力がどれ位なのかをご説明いたします。

TOEICは最低850点は持っておきましょう

USCPAとして監査法人で勤めるならTOEICは最低850点は持っていた方がいいです。

TOEICの点数は別に仕事の英語力と直接関係はないですが、雑談とかで『USCPAなんだ → 英語得意なんだね → TOEIC何点位?』の英語力トーク三段論法とでも名付けれそうな会話の流れを幾度となくした我が身を振り返ると相手が納得する位の点数は持っていた方が無難です。

その後逆に「XXさん、何点ですか?」と聞き返した後に返ってくる点数で850点を超す回答はあまり聞いたことがないので、私基準としては850点位あれば十分だと推測してます(もちろん日米の会計士を問わず900点越えの方もたくさんいます)。

それ位の点ならUSCPA試験に合格した人は簡単に突破できるレベルなのであまり心配する必要はないです。

少なくとも部署やチーム内で英語が得意な人認定をされておくことをオススメします。

実際はメールで普通に外国人とやり取りできる位の英語力で十分です

実際の監査業務では実はそこまで英語を使うことはありません。

親会社の監査人から依頼を受けて外資系企業の監査をするリファードワークにおいてもやっぱりそんな感じで、親会社からの指示や、こちらからの監査終了後の報告こそ英語で行いますが、監査調書への記載は日本語で行われるのが一般的です。

親会社の報告はインチャージ(主査)以上が行うワークだったりするで、入所から数年間は特にその辺について関与することもないためあまり心配することはありません。

親会社チームとのテレカンとかもやっぱり上の人が行う仕事なので最低でもシニア位までいかないと普通はやらないものです。

ただ、意外と多いのは海外相手の確認状の回収督促みたいなちょっとしたメールのやり取りを求められること。

日本の会計士はまだまだ英語が苦手と言う人も多いので、そういったやり取りをお願いされることも多々出てきます。

そもそも会計論点の検討が日本の会計士と比べて苦手という負い目を背負っている、活躍の場をあまり見つけにくいUSCPAにとってはそんな時は活躍する大チャンス

それが自分の担当科目でなくても率先して引き受けましょう。そういったことの積み重ねが英語キャラ認定につながっていきます。

ビジネスメールのやり取り位はできるようになっておきましょう。前職までで経験があればそれで余裕です。

後は上場会社が作成した有価証券報告書を英文にする英文財務諸表作成の仕事とかあったりもしますが、それはただの翻訳みたいなものなのでそんなに心配する必要はありません。

スタッフレベルで求められる英語力はその程度です。

英語力ですら活躍できなかった場合

ちなみにUSCPAが英語力でも活躍できなかった場合はちょっと悲惨な結果が待っています。

特に新人の頃についた印象はある程度引きずっていくもので、噂好きな人があつまる監査法人内でイケてない人として秘かに語り継いでいかれます。そういったゲスな話題はランチや飲み会での恰好のネタです。

もちろんかつては自分がそうであったように新人はそんなに仕事ができるわけがないってことはみんな分かってますが、その中でも特に要領が悪く仕事もやたら時間もかかり、調書もなんか中途半端で洗練されておらず、さらに英語力も怪しいUSCPAなんてのは完全に役満揃ってます

この仕事は特に新人の頃(入所1-2年目位)はクライアント相手と言うよりは、所内の先輩相手の信用商売みたいなものなので一度信用を失うと結構苦しいです。

その後の監査法人ライフにおいて相当に辛い未来が待っていることでしょう。

まとめ

監査法人でUSCPAとして働くにあたっての英語力はいかがでしたでしょうか。

実務においてはそこまで英語力は求められませんが、少なくとも英語力を少しでも役立てようという気持ちでいれば大丈夫です。最低限TOEICの点は英語力の証明として少し高めの点を取っておきましょう!!