USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

人生変えてみたい社会人は簿記3級を取ってみるといいかも

大学を卒業してなんか働いてみたものの仕事もしんどいし他業種に転職したいなんて人もいるのかと思います。

そんな人にとりあえずトライしてみて欲しいのが簿記3級。

簿記3級をオススメするのは私が会計業界にいるからってこともありますが、簿記3級の合格までの努力に対しての見返りはそこそこ悪くなかったりします。

簿記3級試験の概要

簿記3級の勉強範囲

簿記3級の勉強範囲をイメージすると個人商店や小さ目の会社での経理が行う伝票の起票から決算までの一通りの流れを見ていく感じです。

3級と言えど勉強するとBS(貸借対照表)やPL(損益計算書)がどういうことなのかが分かるようになります。

チャンスは年に3回!!

簿記3級の受験チャンスは年に3回。受験月は例年2・6・11月です。

毎月の様に受けれるTOEICと比べると少ないようにも思えますが、それでも会計系の試験にしては受けれる回数が多い方。

最高峰の公認会計士試験や税理士試験は年に1回しかチャンスがなく、しくじったらまた来年~となってしまう激しい試験に比べると格段に受けやすい試験となります。

仮に残念な結果となってしまってもすぐに挽回のチャンスがやってきますよ。

合格点は70点

簿記試験の合格点は全ての級で70点です。

そこまで楽勝と言う点数には見えないですが、簿記3級は簿記の基本的な内容しか問わないのできちんと準備していけば楽に突破できる点数です。ぶっちゃけ楽勝です。

合格率は大体40%程

それぞれの回の問題の難易度でぶれるので一概には言えないものですが、ちょっと難しめの回でも20%程の合格率があり、簡単めな回だとなんと合格率は50%!!合格率を平均すると大体40%程でしょうか。

会社命令や学校のカリキュラムで仕方なく(嫌々??)受ける記念受験者もそれなりにいることを考慮すると、ちゃんと準備して受けた人の合格率は相当に高いです。

簿記3級を合格すると起こるメリット

簿記3級は会計業界で言うとエントリーレベルの試験なので試験に合格したからいきなり人生すごい事になるなんてことはありませんが、それでも合格したなりのメリットがあります。

経理職の派遣社員として働くことが出来るようになります

昨今の人出不足の影響もあって企業は経理職の派遣社員を探すのも一苦労。

簿記3級に合格すると経理未経験であっても比較的容易に経理職に就けます。経理は専門職的な扱いなので給料も普通の事務職の派遣職よりも高いです。

経理の仕事は経験が全てのところがあるので経験を積むほどその後の転職等で容易に条件のいい会社に行けたりもします。隠れホワイトの外資系の経理マンになるのも夢ではありません。

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欲が出てきて簿記2級、1級、会計士とつながっていくことも

簿記3級合格という成功体験を味わって少し欲が出てきて上級の試験に挑戦してみたいなんて方も出てくるのではないかと思います。

もちろん年齢等の制限はありますが、簿記2級などの上級の資格を持っている程条件のいい会社には入れるものでやって損はありません。そんな方はまずは簿記2級を取得して、その後を考えてみることをオススメいたします。

会計士まで合格しちゃって人生が一気に変わるなんてことだっててあり得ます。

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まとめ

エントリーレベルの簿記3級と言えど取得のメリットは十分です。

合格までにかかる所要時間は約50時間程と片手間に取れるものなので(1週間程の勉強で受かったなんて人もザラにいたりします。私もそんな人何人も知ってます)、ちょっと人生に変化を持たせてみたい方は挑戦してみるといいかもしれませんよ。

1ヶ月で普通に合格できる試験ですのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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