このブログでもちょいちょい言っているのですが、USCPA試験合格には予備校の利用が不可欠。
とは言えいざ勉強を始めるとなるとどこにすればいいのか悩んだりするものかと。そこで今回はUSCPA試験予備校のオススメランキングをご紹介いたします。
ちなみに教材と講義については私はアビタスとプロアクティブ(2回も落ちたBECだけですが)を実際に利用しており、TACについては会社のUSCPA勉強中の方のものを見せてもらって比較しました。
USCPA試験向け講座のある予備校
USCPA試験向け講座のある予備校と言えば、アビタス、TAC、プロアクティブが有名どころです。大体の人がこの3つの中から選びます。
それ以外にもUSCPA講座をやっている予備校はありますがあまり実績がないので上記3つ以外は選ばない方が無難です。
また、合格後の祝賀会でそれなりに人脈ができるものなのでなるべく多くの合格者を出しているところを選ぶと後々役立ちます。
私の評価ポイント
予備校を比較するにあたって私が重要視していることはこちらです。
講義数
インプットよりアウトプットを重視した勉強スタイルで短期合格したので講義数は適度に少ない方がいいと考えてます。
講義数が多いほどギブアップしてしまう可能性が高くなります。
教材
テキストには必要最低限のことが書いてあれば十分です。
大事なのは問題集の質です。良問をひたすら解いていくことが合格への近道です。
講義の質
大学の講義の様にお堅い感じ過ぎるものだと退屈してしまいます。
講師のしゃべるテンポなど自分に合ったところを選ぶべきです。
あまり考慮しなくていいこと
ちなみに下記はあまり考慮しませんでした。
値段
お金のことで制限されるのはナンセンス。
受験料も高いしお金を節約するためにも受講料は安いに越したことないですが、合格したいならお金のことは考えずに自分に一番あった予備校に行った方がいいです。
どこの予備校に行っても教育訓練給付制度を利用できるので社会人ならいくらかお金が戻ってきます。
また、合格できれば昇進などキャリアアップするチャンスが相当に出てきますので、そのベネフィットですぐに元を取れます。
立地
忙しい社会人は教室講義を受けに行っている時間はありません。通信で効率的に学ぶべし。
USCPAの予備校オススメランキング
第3位:プロアクティブ
業界最安値ともいえる破格の受講料で人気を集めるプロアクティブが第3位です。
■講義数■
全科目で56講義とコンパクトです。しかも1回の講義は約2時間。ガンガン進んでいきます。
■教材■
プロアクティブの弱いところはテキストが結構Poorなところ。
PDFで自分で印刷をしていないといけないところが残念なところです。冊子版が欲しい場合は別料金で買わないといけません。そもそも受講料が安いのでそれは仕方のないことです。
問題集はアメリカの有名な教材であるWileyを利用。私がBECを受けてたころはBiskを利用してたのですが今はなくなったのですね。
■講義の質■
講師の佐々木先生のゆるいトークで進んでいく講義は悪くないです。フランクなしゃべり方で分かりやすく説明してくれます。ハマる人はとことんはまります。
プロアクティブはマイペースに勉強できる人か日本の公認会計士などある程度会計知識の素養がある人が向いている学校です。逆に初学者やあまり周りに依存する人には向かいない学校です。
■その他特筆する点■
余談ですがここのスタッフは全員美人。絶対佐々木先生の好みで採用していると見た(笑)。
また、USCPA合格後にライセンスを申請する際にはプロアクティブのライセンスサポートが一番サービスレベルが高いです。
ライセンス取得はUSCPA出願と同じくらい面倒なものなのでサポートを受けるのが一番効率的です。
第2位:TAC
どんな試験でもTACに行っとけば間違いないって程の有名予備校であるTACが第2位です。
■講義数■
全科目で111講義は多すぎです。しかも1回3時間。そんなにヒマじゃねえよ(苦笑)。
→と、昔は悪態をついていたのですが2018年に講座をリニューアルし講義数はなんと79講義に!!減らした30講義程は何だったのでしょうかと言う感じだけど、これは朗報です。1回3時間はそのままですが、アビタスに相当迫ってきてますね。
途中で断念する可能性が高いってところが個人的にはマイナスポイントだったのですが、講義数が減ったことによりドロップアウト率も減ってきますね。
■教材■
TACのテキストはさすが色々な試験で培ったノウハウが蓄積されてるだけあって素晴らしいです。どの科目も細かくまとめられてます。
ただちょっとボリュームが多いのでやっぱり挫折の恐れありなところは要注意です。問題集もこれまたアメリカの有名な教材であるBeckerを利用。ちゃんとやり切れたら3割位の人が全科目一発合格できるらしい。
■講義の質■
良くも悪くも予備校の授業と言った感じの淡々とした感じで進んでいく授業です。ちょっとお堅めな感じ。とは言え3時間も聞くのはちょっとしんどいですね。。。
TACには学生時代にコツコツとやることが得意だった優等生タイプの方が向いています。
■その他特筆する点■
TACの合格体験記を見ると分かりますがTAC利用者の初回受験での合格率は高め。しかもみなさん結構高得点なのがすごい!!
さすが講義数が多いだけありますし、Becker教材の凄さを感じます。大変だけど最後までついていけた人は大きな見返りがあるということですね。その分絶対脱落率も絶対高いと思うけど(苦笑)。。。
第1位:アビタス
USCPA試験の老舗といわれるこの会社が第1位です。
■講義数■
全科目で59講義とプロアクティブ並みにコンパクトです。ただし1回3時間です。。。
■教材■
アビタスのテキストは日本語解説が中心。
初学者でも安心です。ただ最後の方は英語で勉強した方が効率的になるので日本語が邪魔になったりもします。
問題集も素晴らしくMC問題集は見開きで見やすくできてます。
ちなみに私はアビタス会員ページ内にてオンラインで問題を解いてました。オンラインだと正解率や正答・誤答が全て記録されるので管理がとても楽で効率的です。ただアビタスの問題集はある程度基本的な項目が多いので洋書で補完しておいた方が確実です。その代わり試験直前の総復習には持ってこいのボリューム感ではあります。
そして最高なのがTBS問題集。
嘘のような本当の話ですが私が受験した時どの科目も6・7題あったTBSの問題の半分程がアビタス問題集で解いたことのあるパターンの問題でした。
BEC以外の3科目を1発で合格できたのはTBS問題集のおかげかもしれません。もちろんTBS問題集もオンラインでも解けます。
ちなみに私は画面をスクロールさせたりするのが面倒だったのでBS問題集だけは冊子版を使ってました。
どんな感じで教材を管理していたかは以下にまとめてますのでご覧下さい。
■講義の質■
名物講師の竹野先生の講義はテンション高めでテンポも良く分かりやすいです。アビタスHPを見たらまだいらっしゃってビックリです。
アビタスは日本語教材が充実しているという点で初学者の方に一番オススメの学校です。
余談ですがアビタスは卒業生の絆も結構強いです。合格者も経理マンのみならずいろいろな業種の方がいるのでコネクションもたくさん出来ますよ。
■その他特筆する点■
USCPA界きっての老舗という事もあり卒業生は相当に多数です。そのため結構合格者同志の繋がりができやすいですよ。
監査クライアント先で経理の方とお話すると、その方もアビタスに通われてUSCPAを合格されたという話を聴くことが結構少なくなく、お互いのいい共通点が出来たなんてことも多々あります。そのような場合はお互い特別な親近感が湧きますし仕事もやっぱり進めやすくなります。これはとても大きいメリットです。
まとめ
USCPAの予備校ランキングはいかがでしたでしょうか。
個人的には合格後のことまで考えてアビタスを一押ししたいところです。
その他の2つについてもそれぞれたくさんのメリットがありますので、皆様のライフスタイルに合った学校を見つけれると嬉しいです。
短期合格の為には回りの意見に必要以上に振り回されず、実際に予備校のHPを見たり資料を請求した上で自分に合った予備校を選ぶことが不可欠です。
尚、独学という手もないことはないです。ただしその場合は予備校に通った場合に比べて効率は落ちてしまうとことを認識されて勉強を進める必要が出てきます。
勉強そのものに不安がある場合はBATICを受けてみて、英文会計との相性を図るというのも一つの手ですよ。
自分のスタイルに合った学校や勉強法を選んで効率的に合格しましょう。頑張って下さいね!!