隠れたホワイト職として人気の外資系経理マン。
外資系で経理をしたい人はそれなりに多いのですが、即戦力を重視することから英語力のある経理経験者にしか門戸を開いていない意外と狭き門。余程のキャリアでもない限り未経験者で入るのは難しいです。
とは言え、未経験でも入れなくはないので今回は30代から未経験で外資系経理職に転職するオススメルートをご紹介いたします。
外資経理職についてはこちらにもまとめてますのでご覧下さい。
- 未経験から入るには派遣社員から入るのがオススメです
- どんな会社がオススメか
- 未経験で外資経理の派遣社員になるには
- 未経験でも採用されるタイプ
- 正社員へのチャンスをつかむには
- 正社員になれなくても経験は積めています
- まとめ
未経験から入るには派遣社員から入るのがオススメです
そんな未経験からの外資経理への転職ルートは派遣社員から正社員採用を狙うルートです。
大体の外資系はヘッドカウントの管理については相当に慎重になっているところが一般的で、業務量が多くなったからと言ってなかなか簡単に増員するものではありません。
そんな時によく使われるのが派遣社員。派遣社員だとそこまで増員も難しくないということもあって一時的な雇用の調整によく使われます。
実はその派遣社員からの正社員へ採用してもらうなんてことが意外とあったりします。そこを狙うというわけです。
どんな会社がオススメか
派遣から正社員になるために狙うべき会社は職員が100人程の比較的小規模な外資系企業。これ大事です。
間違っても世界に名だたる有名企業に行ってはいけません。そういったところはまず正社員にしてもらえないし、任せられる仕事も本当に限定的になります。
小規模な会社だと経理機能も比較的弱いこともあっていろいろな仕事をやるチャンスがたくさん出てきます。
仮に正社員になる機会に恵まれなくてもいろいろな業務をやったという経験は積めるわけです。
未経験で外資経理の派遣社員になるには
外資だと未経験の正社員採用はまずあり得ないのですが、派遣社員は未経験でもOKというところが多々あります。
そんなチャンスをものにするために必要な最低限の要素は2つ。簿記2級と英語の素養です。
簿記2級は絶対持っておくべし
採用する側になると良く分かるのですが、意外と派遣の転職市場で簿記2級を持っている人を探すのは簡単ではありません。
それだけに簿記2級を持っているだけで頭一つ抜きんでた存在になります。それだけあれば十分ですよ。
英語力の素養は必要です
外資系の経理は使用する勘定科目が英語なのが普通ですし、ジュニアが大体担当する経費精算にしてもExpense reportのフォームが英語であったりと日系に比べてやはり英語を目にする機会は多いです。
ただ、基本は日本語を使っての業務だし、それ位の英単語は1ヶ月も働けば慣れてくるので英語力については素養がある程度(嫌いでない程度)で問題はなく、あまり心配しなくて大丈夫です。面接では英語は嫌いでないですと伝えておきましょう。
TOEIC600点や英検2級位持っているとその辺の証明になります。
未経験でも採用されるタイプ
未経験者の採用に当たっては経理経験がないため、その人のポテンシャルと前職までのキャリアで決めていくこととなります。
経理でなくても事務職経験があったらエクセルに強そうというイメージからちょっと有利ですし、接客業だったら営業職の人とうまくコミュニケーション取れそうという点で有利になっていく感じです。
個人的には比較的明るい性格の人を採用する傾向があったように思います。
未経験者を取った場合はどうしても仕事を一から教えて行かないこともあり、説明するために話す機会がたくさん出てきます。そんな時に明るい性格の人の方がコミュニケーションが取りやすく色々教えやすいです。
真面目な性格も事務職としては悪くないのですが、教えた際の理解度の把握が掴みにくいということと、内気だとなかなかチームのカラーに馴染みにくい点から個人的には敬遠してました。
面接においては普通の質疑応答での判断に加えて、面接に連れてきてくれる派遣会社スタッフとのやり取りを見てその辺の性格を判断してました。
正社員へのチャンスをつかむには
これはすごく大事なことなのですが、派遣で入ったからと言ってその会社で正社員になれるというわけではありません。
基本はまずないと考えておくべきです。ただ、外資系は日系より離職率が高い会社が多いため抜けた人の穴を埋めるためにチャンスが訪れるわけです。
そのチャンスを掴むには勤務成績が良好であることが大事です。与えられた仕事がきちんとできており、この人に抜けられるとちょっと困ると思われだすとそんな時にチャンスが舞い込んできます。
正社員になれなくても経験は積めています
普通は正社員になれないことが一般的なので正社員になるチャンスが来なくても悲観することはありません。
そこでの仕事は職務経歴書上にちゃんと書ける程の経験となってます。なので、他の外資に正社員として応募すればいいのです。
2~3年程頑張ってAR(売掛金)、AP(買掛金)らへんが大体回せるようになると十分です。
外資経理への転職については下記も参考にされて下さい!
まとめ
30代から未経験で外資系経理職に転職するオススメルートはいかがでしたでしょうか。
未経験からステップアップしていくに当たっては小規模な会社を狙っていくのがコツですよ。さらなるキャリアを積みたい方は経理の経験を積みつつUSCPA試験を目指してみることをオススメ致します。