ネットの普及によってお店に行かずとも家にいながら欲しいものを手に入れることが出来るようになり、BtoCビジネスの商流がネット普及前に比べて相当に変化してます。
特に大きな変化は商売への参入障壁も相当に低くなったこと。
物を売ろうと思ったらヤフオクとかメルカリらへんでなんでも売ることが出来ますよね。
資本を持たない個人でも簡単にビジネスを始めれるようになったのは経済を回すためにもすごくいいことかと思いますが、その一方で最近よく聞くのが転売ヤーの存在(余談ですが何で『ヤー』だけ何でカタカナ??)。
個人的には転売が一般化することに国の将来を心配してしまいます。
そもそも転売ヤーとは
そもそも転売ヤーとは調べてみると『転売』って言葉とと英語の『buyer』から来ている造語だそうです。それでヤーがカタカナなんだ。
レアな商品を転売目的で購入するのはイメージ通りですが、なんと非合法団体の資金源になる場合もあるそうで。確かに胡散臭いイメージがつくのも納得ですね。
在庫を手に入れるためにホームレスを雇って並ばせるとかあまりカタギな発想ではなさそう。
転売が流行る時 = 戦後とかじゃないの?
学校の歴史の時間とかに習った記憶のせいか、そもそも転売って物資が正規ルートで手に入らなくて極端に不足している時に闇で行う行為じゃなかったっけというイメージを持ってます。
時代のタイミングで言うと闇市があったらしい戦後とか、物がなくて大変だったらしい体制崩壊前のソ連とかそんな国家としてのヤバめのタイミング。
闇市的なブラックマーケットもマフィア的な人が仕切ってたって言うし、あまりクリーンな状況でないことは確かでしょう。
今の日本も超好景気って程ではないけど、雇用も回復してそれなりに普通な生活をできるのに転売が流行っているのは歴史的にイレギュラーなことなのでしょうか。
何を売ってもいいのかもしれませんが、、、
法律やヤフオクとかメルカリのルールを遵守しているのなら何を売ってもいいのだろうけど、個人的にこれはちょっと違うだろと思ったのが神社で頂ける御朱印帳の転売。
こちらは茨城県守谷市にある八坂神社の公式アカウントでのツイート。
ヤフオクで当社の御朱印帳が出品されていました。すでに落札されていまして社頭頒布の約3倍近い値段で落札されていました。神社頒布品をオークションに出品し利益を得る行為は許せません。頒布品は祓いをし神徳を得られるように祈願しております。一般商品とは違うものなんです。もう来ないで下さい。
— 守谷総鎮守八坂神社 (@m_yasakajinja) 2017年6月18日
Nintendo Switchの様ないわゆる商品を転売するのはまあ分かるのですが、さすがにこういったお守りのようなものを転売してしまうのは理解に苦しみます。
特に信心深くなくても普通の人なら神仏関係のものを転売したりするのは罰が当たりそうと思うのですが、転売ヤーにとっては単なる商品として見ていないのでしょう。
衣食足りて礼節を知るという言葉の通り、ある程度生活に余裕ができて初めて礼儀や節度をわきまえられるようになるものですし、罰当たりなことすら分からずに御朱印帳まで転売目的になることを考えると日本の社会は相当に貧しくなっているのかもしれません。