USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

学生時代に取っておきたいオススメの会計系試験まとめ

今回は学生時代に取っておきたい就活向けの会計系試験をご紹介いたします。

以前30代向けの会計系試験をご紹介しましたが、学生向けだとちょっと様子が変わってきます。

とにかく学生は時間をたくさん持っているのが最強の強みなので、それをいかに生かしてより高いレベルの資格を取れるかが重要となってきます。

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挑戦してみる価値がある公認会計士試験

時間に余裕がある大学生なら挑戦してみる価値があるのが公認会計士試験

合格までに5,000時間程の勉強時間が必要と言われるこの試験ですが、大学時代は絶好の勉強時です。

分かりやすい程のハイリスクハイリターン資格です。合格さえすれば一生がほぼ安泰となります。

どんな時代であっても無条件に監査法人に入所することが可能です。あのリーマンショック後の採用を絞った時期でも新卒年次の学生合格者は余裕で採用されてました。そして将来のパートナー候補として最前線をひた進む輝ける存在となるでしょう。

余談ですが、学生中に合格すると監査法人で学生アルバイトとして普通の大学生としてコンビニや飲食店でバイトするのが馬鹿らしくなる位に割のいい時給で働けます。

若ければ若い程将来が広がって旨みがあるのが会計業界です。

ただし在学中に取れなかった場合は資格浪人をするのか迷いものです。何年も合格できなくて気づけば結構な年になっているなんて可能性もなきにしもあらずなのが要注意ポイントです。

ローリスクミドルリターンを狙うならUSCPA(米国公認会計士)試験

日本の公認会計士はちょっと、、、と言う人におすすめなのがUSCPA試験

合格までの勉強時間も大体1,000時間程。目安でいうと1年程の短期集中で合格可能なローリスク資格。

JCPA程一生が安泰かというとそうではないのですが、少なくとも就活では英語と会計が得意と言う点でプラス評価を受けれます。

海外に子会社をたくさん持つ上場企業とかだと特に評価してもらえます。

今なら監査法人もUSCPAの募集を強化しているので、新卒で監査法人に入るというルートもありです。

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意外と就活では評価されない簿記2級

社会人が取る資格としては価値があるのですが、意外に学生時代に取っても評価されないのが簿記2級

簿記2級を取って就職活動で経理部に配属を希望していく感じでしょうが、はっきり言ってそう上手いこといきません。

営業をやりたくないから事務職を目指すという思いが透けて見える点が相当にNGです。

ついでに言うと新卒レベルで経理をやりたいってタイプはどちらかというとおとなしい目な人が多いため、コミュ力と言う点でなかなか厳しいものがあるかと。

経理のジュニアレベルの知識位はすぐに教えれるものなので知識がなくてもコミュ力の高い人を採用する傾向にあります。

簿記2級なんて時間をかければ誰でも取れる資格なので就職活動様に付け焼刃的にで取っても大して効果は発揮しないです。

その時間があったら海外にボランティアでもしに行くことをオススメします。

ちなみに金融に行きたい人とかでしたら話は別です。簿記2級は十分に評価される資格となります。

コスパ最悪の税理士試験

税理士試験はあまりオススメできません。

理由としては在学中に5科目合格するのが相当に難しいから。

大学1年から準備しても試験を受けれるのは大学2年~4年の3回だけで、しかもそれだと就活に間に合わないことを考えると努力に対して割が合わないです。

5科目合格までの平均年数が8年程なんて言われているのでいくら時間のある大学生と言えど在学中の合格は厳しいでしょう。

将来独立開業出来るという点では相当においしいかと思いますが、人生でもトップクラスに楽しい学生時代を潰しても合格できないリスクが相当にあることを考えるとコスパは最悪です。

会計士も税理士の資格をもらえるのだから公認会計士に挑戦すべし。

就活目的なら高みを目指すべし

学生向けのオススメ会計系試験はいかがでしたでしょうか。

学生向けのオススメ度合いをまとめると、

公認会計士(日本)>>>>USCPA>>>>>>>>>>>>>>簿記2級>>>税理士試験の順になります。

就活目的で資格を取るなら差別化図るためにより難易度の高い資格に挑戦することをオススメします。

だれでも取れる資格は別に働き出してから取ればいいのです。