USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

監査法人から事業会社に転職して感じたワークライフバランスに対する即効性のある大きな変化

皆様明けましておめでとうございます。
本年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします!!

1月に入り監査法人はいよいよ繁忙期に突入です。

ついこの前まで監査法人にいた私が一年で一番嫌いだったのが1月。

理由は単純では12月決算の外資系企業の期末監査と3月決算の四半期レビューが重なっていたから。絶えず色々な仕事に追われるのはとてもつらかったです(苦笑)。

そんな私も監査法人を退職し、今は外資系企業の経理マネージャーとして新しい日々を過ごしてます。これまでとはまた違った生活を楽しんでいる感じです。

もちろん全てがハッピーになったかと言うとそうではないですが、感覚としては転職してかなり自分を取り巻く環境が変わったように思います。中でもワークライフバランスについては比較にならない程に良くなりました。

そこで今回は監査法人を退職し、事業会社に転職して感じたワークライフバランスに対する大きな変化についてお話させていただければと思います。

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監査法人から事業会社に転職して即変わったこと

残業時間が圧倒的に減った

一番良かった点はこれ。

監査法人時代とは比べ物にならない程にワークライフバランスが良くなりました。

監査法人時代の12月の残業時間が60時間程だったのに対して、事業会社に移った直近の12月の残業時間がわずか10時間程へと大幅ダウン

今の私の会社は外資系なので決算期はありがちな12月なのですが、年度末決算最中のこのタイミングでブログなんてかける程に心も体も余裕があったりします。

年度末なのでもちろん残業もありますがそれでも監査法時代と比べたらかわいいもの

期末監査お約束のチームの下っ端メンバーまでみんな残って終電帰りみたいなものはあり得ないし、意見日ギリギリのタイミングでダメ出ししてくるパートナーやマネージャーからのお言葉への対応ももちろんなし(笑)。

各自自分のタスクが終わったら帰れるごくごく普通な生活に変わりました。

それでも監査法人時代は激務の中で必死に頑張る自分に酔いしれてたりしてたけどね(笑)。

休日出勤も圧倒的に減った

休日出勤についても相当に減りました。

現職が外資系企業ってことで日本の暦は無視されて1月は決算のレポーティングの関係で2日から働いてるので、事業会社だからと言って休日出勤が全くないという訳ではありません。

だけそ、そういったことをしないといけないのもせいぜい1月のお正月か5月のゴールデンウィークの時期位なもの。他の時期で休日出勤なんて予算を立てる時期以外には滅多にありません。

それに比べて監査法人時代は期末監査中はもちろんのこと、それ以外の普通の時期にだって進捗が遅れているクライアントのタスクを土日を使って対応したり、溜まりに溜まった締め切り間際のe-learningを終わらせようと休日に働くことも多かったです。

感覚的には月の半分位は土日に何かしらやってた感じ。

ちなみにさっきちらっと書いたe-learningが結構曲者で、監査法人時代は自分の中では面倒くさいことの上位に常時ランクインしてました。

理由は以下の単純なもの。

・e-learningを受ける時間についてはアサインスケジュールの中に入れてくれない
・しかも受講締切があって大体繁忙期前の12月位までに設定されている
・講師の話し方が単調でつまらない

e-learningだけで年間30時間程も受けないといけないのでその時間をどこで作ればいいのかって言いたくもなる微妙なもの。しかも大体最後にテストみたいなのがあったりするので、ある程度ちゃんと聞いてないといけないし。

それに加えて座学の研修もやっぱり同じ位あったりするので(こっちはアサインを引いてくれるのでいいのですが)、時間の調整が結構大変だったりします。まあ、こっちは参加するとUSCPAライセンス更新のためのCPEにカウントされるので悪くはないのですけどね。

www.uscpayajiyaji.com

1社だけ見ればいい

監査法人時代はクライアントを複数抱えるのが当たり前でしたが、事業会社だともちろん自分がいる会社だけでOK。

つまりこれって自分のリソースを1つの会社だけに100%使えるってことなので気持ちにゆとりが出てきます。

とあるクライアントの往査中に別クライアントで問題が起きてしましどう対処しようかなんて考える必要は全くなし。その分スケジューリングやプロジェクトマネジメントが相当にラクになります。

経理マンからすると当たり前のことかもしれないけど、監査法人の人からすると結構羨ましい事だったりするかと。

監査法人時代は1社だけに集中するなんてことは余程のビッククライアントを担当しない限りあり得ないこと。

しかも、クライアントが変わるとパートナーやマネージャーも違ったりするので、複数のレポートラインを抱えてそれぞれに別個に応対する必要もあったりするのでそれはそれで大変だったりします。

逆を言うと事業会社の場合は上司が1人ってことになるのでその人との関係とかはより慎重になったりしますが(苦笑)。

事業会社に行くだけでこれだけのことが即変わります

監査法人から事業会社に移ってまだ短い期間ですが、これだけのことが一気に変わりました。

もちろん事業会社ならではの大変な面なんてのも少しはあったするので全てが完璧になるという事はあり得ませんが、少なくともワークライフバランスは確かに即効で変わります

監査法人には監査法人にしかないプロフェッショナルファームとしての意識の高い環境の中で、会計のプロとしてレベルの高い仕事に数多く関与できる等の別な良さがあったりします。

なので、監査法人と事業会社を比べてどちらがいいかと言うのは個々の判断によりますが、少なくともワークライフバランスが理由で監査法人を出たいなと思う方がいれば参考にしてもらえると嬉しいです!!