USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

監査法人で働くUSCPAのありがちな1日 - 繁忙期のスタッフ編

今回は監査法人で働くUSCPAがどんな1日を過ごしているかをご紹介いたします。

とあるスタッフの繁忙期の模様をお楽しみ下さい。手前味噌ですがなかなかリアルに表現できているかと思いますよ(笑)

繁忙期のスタッフの1日

6:30 起床

普段は9:30に現場集合なのでもっと遅い起床でいいのだけど、期末監査の時だけは8:30集合ってことで当然いつもより1時間早く起床です。

これはクライアントのあまり遅くまで会社にいてほしくないという希望により、始まりを早くすることで対処するというスタッフ的には誰得でもないルールによるもの。

連日の疲れも結構溜まってきて当然の如くテンションは低め。

とりあえず動き出したら惰性で体が勝手に支度をするもので、頭は空っぽのままシャワーを浴びてウィダー片手にとりあえず家をでます。

7:30 通勤中

早くもやる気をそぐポイントの到来です。

ちょっと位遠回りしてもなるべく座れるルートをチョイスし、車内ではやたらと足を広げて幅を取りたがるオヤジの近くを避けつつ、苛立って必要以上にテンションが下がらないように自己防衛。

あいにく今回のクライアントのロケーションは駅から微妙に歩くとこ。雨とか雪が降ってようものならやる気は一気にゼロになります。

8:30 クライアント到着

予定時間通りにクライアント到着。

チームメンバーとも挨拶を交わし、主査が到着するまでちょっとしたおしゃべりを楽しみます。みんな目が死んでます

主査が来たら受付で経理担当の人を読んで会社の中へ。

8:45 本格的に仕事開始

監査室(ただの会議室)に入り、いつものお気に入りの場所に座って仕事開始。

各自やるべき作業は分かっているので粛々とやっていきます。

とは言えこのチームは仲が良いこともあり、黙々とやると言うよりはたまに雑談を入れたりしつつ辛いながらも楽しくやれているのが不幸中の幸い。

10:30 コーヒーを買いに行く

流石に何時間も集中力が持つわけないので同僚とコーヒーを買いに外へ。

連日遅くまで働いているしこれ位のブレイクをちょいちょい入れてかないと体もメンタルも持ちません。

11:45 ランチ

激務の束の間のオアシスです。

チーム行きつけの店がどのクライアントの仕事でも大体あるもので、それらを毎日ローテーションしていきます。

みんなでいろいろ楽しい話をしつつストレスを少しでも発散しましょう。

12:45 午後の部開始

ランチから戻ったら午後の部開始。ここからまだ8時間位は働くのだと思うとぶっちゃけ全然気合は入りません。

ちなみに今回担当の重めな勘定科目は売上、売掛金、関係会社取引、税金などなど。

売上、売掛金。この辺はスケジュールさえ見誤らなければ楽勝。やたらと件数の多い売上のテストを行いつつ、送った確認状を回収して売掛金も終わらせていきます。確認状に差異が生じていても会社の方に伺えばいいだけのことだけど、こちらもやたらと量が多いので油断は禁物。貸倒引当金はValuation系という事もあって何となく気を遣うところがちょっと面倒。

関係会社取引。場合によっては海外への確認状も出てくるエリア。英語力を適度に使いつつやっていけばいけるはず。開示の検討はあまり好きではないエリアだけど機械的に終わらせます。

税金。。。ある意味今回最大の山場です。USCPAと言えどもちろん避けて通れません。とにかく前期調書を見つつ、イレギュラーなことがない事を祈りながら進めていきます。

15:00 コーヒーを買いに行く(2回目)

この日2度目のコーヒー。とにかくやる気をだすならコーヒー。カフェインの力は絶大です。

ちなみに大体の現場はこのようにコーヒーを買いに部屋を抜けても問題はありません。

現場撤収まであと5時間程。

18:00 マネージャー登場

別現場からマネージャーがやってきました。我々よりさらにげっそりされてます。来るや否や早速主査に進捗を確認している模様。

そんな様子を横目に大変そうな雰囲気にならないことを軽く祈りつつ自分の作業に没頭します。

この時にありがちな不幸としては、「進捗確認->タスク再振り分け->自分のタスク増」の3歩進んで2歩下がる的な展開。ただし、この場合増えたタスク分はちゃんと評価はしてもらえますのでそういった意味では悪くないです。

20:00 現場引き上げ & 近くのカフェで軽く残業

クライアントの希望もあり現場にいれるのは20時までってことで一旦撤収です。

この後は各自作業を行います。事務所に行ったり自宅でやったりとその辺は人それぞれ。監査法人に入る前は現場の後に事務所に全員で行って作業をするなんて噂を聞いてたけど、言うほどそんなことはありません。

っていうことで私は現場近くのカフェで閉店(21:00)まで作業。もう大して頭も働かないので相当に軽めな内容やちょっとしたアドミっぽい作業をやる感じ。

21:00 仕事終了

カフェが閉店したことを理由に自分も終了。ここまでで大体11時間勤務

現場によってはもっと遅いことも普通にあったりするのでこれはまだまだ恵まれているほう。

ただし意見日近くはもっと遅くなることも全然あったりします。

22:00 帰宅

帰りの電車で死んだ目をしつつスマホをいじって束の間の休息を取りつつ帰宅です。

夕食も取るタイミングが日によってまちまちだったりするので繁忙期は結構太りやすい季節なので要注意。

帰宅したらとりあえず風呂に入り明日に備えてゆっくりしつつ寝る準備をする感じです。

24:00 就寝

寝るときに仕事のことを考えてはいけません。気にしだして寝れなくなります(笑)。

こんな毎日を2週間~1ヶ月は過ごしていきます。土日もない長丁場の戦いになるので自身のケアはとても重要です(肉体的にもメンタル的にも)。

職階が上がれば上がる程ハードになっていきますので覚悟すべし。

ちなみに主査になるとこのようになります。

www.uscpayajiyaji.com