USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

昔働いてた学習塾の時給がここ15年位変わっていない件

今でこそUSCPA資格を取ってキリッとグローバルに働くサラリーマンを気取っていますが、昔はフリーターをしてたこともありました。

大卒時は就職氷河期真っ只中の微妙な世相ってこともあって大卒時に選んだ道はフリーター。お笑い芸人やミュージシャンになりたいとかそういった夢を追っかけてた訳でもなく、情けないことに何となく選んだのがフリーターの道。

今思うと危ない橋を渡っていたものですが、卒業後は九州にある実家に帰ったこともあって学習塾で塾の先生のバイトをしつつ、将来のこととかなんとかなるさとばかりに意外と気楽な生活をしていました。

フリーター時代に働いてた塾の時給が15年たってもその当時のままでした

その辺のことがブログのネタにならないかなと昔働いていた塾のHPとか見てたりしてて見つけたのがこれ。

その塾が現在募集している非常勤講師バイトの求人票から時給部分を抜き出したものです。

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そこで働いていたのが大体15年程前になるのですが、当時と時給が全く変わってません

アベノミクス効果でアルバイトやパートタイマーなどの非正規職が人不足で時給もそれなりに上がっているのかと思ってたのですが、まだまだ私が住んでいた九州の町まではその波は来ていないようです。

実家暮らしのフリーターって気ままです

社会的には相当に弱者のはずのフリーターですが、いざ自分がなってみると結構ラクでよかったよなってのが感想です。

家に少しはお金を入れてはいたものの、(親には申し訳ないと思っているのですが)生活費がそんなにかかるわけでもないし、実家なので昔からの友達もいるしってことでもう死語になってしまいましたがマイルドヤンキーさながらに人生を謳歌してました。

とは言っても遊びは地味で、駅前のメディアカフェポパイでダーツとビリヤードをわいわいやるか、ドライブして温泉に行くとかそんな感じです(笑)。

今思うとのんびりとしたいい時代でした。

週3日しか働いてませんでした

そんな究極に意識の低いフリーター時代のバイトは週3日のみ。1週間の内に働いていたのはこれだけです。

平日…17:00~21:00 - 授業2コマ(1コマ1.5~2時間で1日3時間程)
土曜…13:00~21:00 - 授業4コマ(1コマ1.5~2時間で1日6時間程)
(+日曜は模試とかがある場合だけ試験監督と採点の為に終日働く感じ。こういった業務の時給は800円位だったと思う。)

働いていたのは週にたったの12時間(+模試業務が月1回位)。今なら下手すると繁忙期なんて1日12時間ワークなんて普通にあったりするのでそれと比べると全然働いてませんね。

そんなわけで給料も額面で10万円程。もう1日勤務日を増やしてもせいぜい額面が2万円位増えるだけだしそれなら働かなくていいわと思い、頑なに週3日勤務を貫く程のろくでなしっぷりでした。残りの4日間何をしているかというと、特に何もしないでのんびり遊ぶ日々。

夏休み等の長期休みとかは夏期講習とかあって1日中フル活動するわけでフリーター的には稼ぎ時なのですが、当時の私的には週5ペース×6時間みたいな普段の3倍働く感じで講義やらないといけないしうわぁーってノリでした(でも教えるのは好きだったので仕事は楽しかったです)。

それでも普段の3倍近く働くってことはもらえるお金も3倍ってことで何となくボーナスをもらった気分を味わってました。

それでも1日5時間とかしか働いていないし、残業とかがあるわけでもないので普通のリーマンから見ると相当にヌルいです(苦笑)。

社会的にはワーキングプア層でした

年収で200万とか全然いかない社会的な括りでいうとワーキングプアな私でしたが気持ち的にはそんなにヤバい状況とは全く意識せずお気楽で最高だぜと普通にに思ってました。

当時まだ20代前半と若かったしお金がなくても別に困ることもそこまでなかったってこともあるかと思います。

ただ、衣食足りて礼節を知るということわざではないけど、実家で暮らしてるなどのそこそこ生活の基盤があってこそのフリーター生活だと思うので、田舎から都会に来てフリーターをやるってのは個人的には何となく反対です。。。

何事も人生に余裕がないと好転しないものなので、お金がカツカツな生活して心が荒む位ならそんなことはしない方がいいかと。それは貧困一直線なルートです。

フリーターのメリットはあくまでも時間と気持ちに余裕のある生活がおくれることです。

25歳を境に気持ちの変化がやってきます

そんなストレスフリーなお気楽な生活を続けていたのがよかったのか、25歳の誕生日を過ぎたあたりから何となくちゃんと社会に出ようとするやる気的なものが出てきてフリーター生活は幕を閉じていきます。

私の場合だと簿記2級の資格を取って小さな外資系の経理マンとなり、その後なぜかアメリカの会計士資格まで取って経理・会計畑でのキャリアをひた進んでいます。

当時のフリーター仲間も同じような感じである程度人生のモラトリアム的にフリーターを楽しんだ後は普通に就職して今ではいっぱしの社会人となってます。

フリーターでもいいんじゃない

自身がフリーターをやってたってこともあって別に若いうちはフリーターでもいいんじゃないかと思う派です。

結構なお金をかけて大学を卒業したのに新卒カードを捨てたという点では超勿体ないことをしてますが、社会に出るタイミングが他の人とちょっと遅かったとかそれ位のことです。

人生は長いし少しのキャリアの遅れ位なら簡単に取り返せるものなのでマイペースに自分の道を歩んでいくのが大事なのかと思います。