USCPAがやじやじしてる

氷河期世代のUSCPAがうだうだと語ります。受かっているから言いたい放題。監査法人で勤めた後に只今事業会社で勤務中。監査法人で働くUSCPA仲間を増やしたい!!USCPA仲間大集合!!

どうしても独学でUSCPA(米国公認会計士)に合格したい場合の勉強法

当ブログへの検索ワードですごく多いのが『USCPA 独学』。

正攻法でやるとUSCPA試験突破のためにかかる費用は100万円を簡単に越してしまうのでいくらかでもお金を節約しようと思うのは当然ですよね。

個人的にはラクに合格したい派なので予備校利用を推奨しますが、それでも独学でUSCPA試験に合格したい方のためのプランをご紹介いたします。

私は予備校を利用してますが独学だったらきっとこうしていただろうという観点からお伝えしますね。

独学でUSCPA試験に突破するために必要なマテリアル

独学でUSCPA試験に突破するために必要なマテリアルは知識インプット用のテキストアウトプット用の問題集たった2種類の教材だけ。

予備校に通っている人はこれにインプット時に講義が加わりますが、独学の場合はそれがないためとにかくテキストを読み込んで理解をしていく必要があります。この点は余分に時間がかかる可能性があることを覚悟しておくべし。

独学の場合はそれぞれどんなマテリアルを使ったらいいのかというと、、、

テキスト - 予備校テキストをヤフオクで買うべし

正直USCPA試験自体は範囲こそクソ広いですが試験内容自体は内容を理解していたら解けるシンプルな問題ばかりなので、ちゃんとした教材さえ揃えて勉強することができれば比較的容易に合格できます。

独学の場合よくあるパターンとしては洋書を使っての学習ですが、経理・会計経験や留学経験のない日本人の場合はこの方法だと細部や雰囲気を掴むのが難しいため成功率を考えるとあまりオススメできません。

会計や監査の概念は外国語で覚え切れる程簡単ではありません。基礎をしっかりインプットできるように日本語教材を利用しましょう。

そこでどうするかと言うとヤフオクやメルカリで出品されている日本の予備校のテキストを購入するのです。

USCPA試験に挑戦する人は結構いるのですが途中で挫折する人も少なくないためヤフオクでも常時なにかしら出品されています。

こんな感じで比較的お値打ちな値段で出品されていることも。
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ヤフオクで現時点における最新Editionを手に入れれることが出来れば最高なのですが、そんなに都合よくお値打ちな値段で手に入れれるものでもないので、1年位前のEdition(1つ前のVer)だったら別にいいのではないかと個人的には考えてます。

理由としては以下の通り。

・テキストはあくまでも概念を理解するためのインプット用教材でしかない
・会計や監査の領域で毎年毎年そんなに極端に多くの新論点が出てくるものでもない(絶対あるのは税制改正位なものでしょ)
・新論点についてもアウトプットに洋書を利用することで補完可能

TACやアビタスに正規で入ると50万円以上はかかるところ(予備校の料金には追加単位取得や出願サポートなどのサービス料も含まれてますが)、ヤフオクだとなんと10万以下で済んでしまうというのはすごいです。

中古ってところが気になる人もいるかもしれませんが相当に安く上がるのだから我慢しましょう。

問題集 - 最新の論点チェックも兼ねて洋書を使う

どんな試験でも合格するにはインプットよりも問題演習をするアウトプットが非常に大事。それはUSCPA試験も同じこと。

インプットこそちょっと位古いテキストでもなんとかなりますが、アウトプットは最新の教材を使いましょう。ここで最新の論点も問題を解きながらチェックしていきます。

www.uscpayajiyaji.com

そこで利用するのがWiley等の洋書問題集。Amazonで普通に買えます。

1科目140ドル(約15,000円)もしますが必ず買いましょう。

Wiley CPAexcel Exam Review 2019 Study Guide + Question Pack: Financial Accounting and Reporting

Wiley CPAexcel Exam Review 2019 Study Guide + Question Pack: Financial Accounting and Reporting

洋書はテキスト部分と問題集部分が入り混じってますが、使うのは問題集部分(問題と解説部分)のみ。

テキスト部分を読みだすと時間はいくらあってもたりないので相当に余力があったら見る位にしときましょう。

テキスト部分を見るのは本当に相当余力があったらです。基本的にはスルーで問題なし

アウトプット時においては知識を定着させるためにひたすら問題を解いていくフェーズです。そこは予備校派も独学派も条件は一緒。高得点を目指してガンガン解くべし。

独学でUSCPA試験に挑戦する際の留意点

出願州の単位について

独学の場合一番注意しないといけないのは出願州の単位を満たしているかどうか

要求される単位が少ない州として狙い目なのは会計単位15単位でOKのアラスカ州。受験へのハードルが一番低いこの州の単位が足りているかどうかは始める前に必ず確認しておきましょう。

足りないのなら素直に予備校に頼る必要があります。こればっかりはないものはどうしようもない問題です。

予備校利用者と比べて時間がかかるのはしょうがないです

また、独学の場合はインプット時の講義がないため自分でテキストを読んで理解しないといけないだけでなく、予備校生なら学校が用意してくれる目安の勉強プランや出願のサポート等がありません。

その為、ある程度自分自身で手探りで進めて行かないといけない部分が出てきますので、どうしても余分に勉強に時間がかかってしまうのは仕方のないことです。

今はインターネットで情報を集めることができますのでその辺りのことはgoogle先生に聞くのがベターな解決方法ですね。

まとめ

どうしても独学でUSCPA試験に合格したい場合の勉強法はいかがでしたでしょうか。

キーとなるのはちゃんとした勉強教材を手に入れることです。インプットを洋書で行うのは命知らずな行為です。

時間こそかかりますが全く不可能なことではないので、やってみようと思う方はあきらめず正しい方法で勉強を進めてみて下さいね!!