合格までに結構頑張ったUSCPA(米国公認会計士)試験。
努力した分だけいろいろ思い出が残っているもので、終わった今となってはどれもいい思い出となってます。
その中で今回はUSCPA(米国公認会計士)試験でもう2度とやりたくないことベスト5をご紹介いたします。
- 第5位:退屈すぎたREG1講座(ビジネスロー)
- 第4位:3回目のBEC試験
- 第3位:ワシントン州ライセンス取得用の単位取得
- 第2位:ステップが多すぎて果てしなく面倒だった出願手続き
- 第1位:ライセンス申請用のワシントン州倫理試験
- まとめ
第5位:退屈すぎたREG1講座(ビジネスロー)
第5位はアビタスREG1(ビジネスロー)の講義視聴。
そもそも経理経験はあっても法律がらみの仕事経験は全くないし、学生時代に法律系の講義取ってもいなかったほどの法律知識でのスタートだったので相当に苦労したのがこの分野。
先生には果てしなく申し訳ないのですが、講義を聞いても何言ってるのか全然分かんない(苦笑)。
REG1の講義DVDは人生で見た中でトップクラスに退屈なものでした。個人的にはアビタス講義DVDにおけるラジー賞(その年最低の映画を選んで表彰するアメリカの賞)のぶっちぎり候補作。
マジで何も分かんなかったので取り合えず(主に日本語の)ワードレベルでちょっとずつ暗記シートを使って無理やり覚える方法と取ることに。流石に文章レベルで覚えようとかそんな命知らずなことは思いもしませんでした。
お恥ずかしいですがこちらは私の当時のテキストの写真。テキストは合格後も何となく捨てれなくて未だに本棚に並んでます。ちなみに黄色のマーカーは先生の指示によるものです。
まあ先生も「ここマーカー」的なこと連呼してたこともあってやたら黄色いページも。この辺は自分が分かっていないってこともあって相当先生に大してフラストレーションを貯めてました。ただの八つ当たりです。スミマセン。
重要語句丸暗記と問題集丸暗記のおかげもあってなんとか75点で一発合格。よう受かったわ。
いろいろやった割に75点だったことをみると、私は相当に法律系には素養がないんだろうなってことが分かった科目でした。
第4位:3回目のBEC試験
第4位は3回も受験したBECの3回目の受験勉強。BEC以外の科目は1発で合格出来たのに対してBECは3度目のチャレンジでの合格でした。
流石に2回も落ちたことに対して相当に微妙な気分となっており、3回目となると勉強方法もどことなくエキセントリックな方向へ向かいます。
上記にも書いた通りREGの時はテキストの語句を覚えていたのですが、BECに至ってはFocus Notesの丸暗記をすることに。
(私の受験当時は青い表紙のものでしたが最新版はなんか明るい表紙になってますね)
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アビタステキストの暗記でもよかったのではないかと思う方もいるかもしれませんが、それまでの2度の受験の段階でアビタスのMCは覚えきってほぼ100%解けるようになっていたのに2度ダメだったってこともありちょっと教材を変えてみようってことでこの教材に手を出しました。ついでに言うとプロアクティブのBEC講義まで受けてます。同じ内容でも教え方のアプローチが何となく違っていたので相当に理解が深まったと思います。
Focus Notes暗記の方法はREGテキスト暗記と一緒で、ちょっとずつ虫食いにして暗記する方法を取ってました。通勤時の電車の中でやるのはもちろんですが挙句の果てには風呂でもひたすら暗記してました。人生で最もムキになって勉強した感じです。
努力は必ず報われるようで3回目の試験では81点でPass。かけた努力の割には低めの点数のような気もしますがここまでくると受かっただけで御の字です。
BEC3回目のころはUSCPAの勉強してて一番きつかった瞬間だったように思います。今となってはいい思い出なんですけどね。
第3位:ワシントン州ライセンス取得用の単位取得
第3位は合格してからのワシントン州でのライセンス申請の為の単位取得。
受験した時の州はアラスカ州だったので会計科目15単位のみでOKだったのですが(と言ってもそれだけでも取るのは面倒臭かったです)、ワシントン州となると必要なのは会計科目24単位+ビジネス関連科目24単位の計48単位。
この時持っていた単位はアラスカ用の会計15単位のみだったのでワシントン州用に単位取得の為のテストを受けることに。
この時点でライセンス取得の為に必要な単位は会計9単位程にビジネスが24単位。試験科目数で言うと11科目もありました。試験が終わって開放的になっている状態での再勉強は相当に面倒でしょうがなかったです。
アビタスが提携しているCSUEB(カリフォルニア州立大学イーストベイ校)のルールで1セメスター(3か月)で取れる科目は6科目までってこともあり全部そろえるまでに半年程はかかりました。お金も結構消えてきました。
こちらが単位取得の軌跡。英文会計入門~FAR5までが受験前で、BEC2から下がライセンス取得の為に追加で取った単位です。
結構好成績でした。優等生になった気分ですね(笑)。
アメリカの大学で単位を取ったってことでどことなく留学した気分を味わってました。ちなみに試験自体は自宅でオンラインの受験です。家から一歩も出てません。
第2位:ステップが多すぎて果てしなく面倒だった出願手続き
第2位はステップが多すぎて果てしなく面倒だった出願手続き。
USCPA試験は日本の資格試験や大学入試の様に願書に写真を貼って送ればOKかというとそうでもなく、出身大学から英文の卒業証明と成績証明を取り寄せてからアメリカの学歴審査(私はFACS利用)に送付して受験票をもらい、ようやく試験場の予約をするというものすごく面倒なステップを踏む必要があります。
仕事をしながら空き時間でこういった準備をするのがものすごく面倒でした。疲れてるし明日でいいかなんて先延ばしにしつつ、何日か経ってちょっとヤバいかなって気になってようやく1ステップ進むことの繰り返しでした。
何の生産性もないこの手続きは2度とやりたくないですね(苦笑)。
第1位:ライセンス申請用のワシントン州倫理試験
ぶっちぎりでもう2度とやりたくない手続きと言えばライセンス申請用のワシントン州倫理試験。自分の中ではダントツの第1位です。
ワシントン州のライセンス申請をするにあたってはAICPAの倫理試験とこのワシントン州倫理試験の2つに合格するしないといけません。合格したのにまた試験とかマジ最悪。
AICPAの方はアビタスのマテリアルもあり難なく突破で来たのですが、ワシントン州の方に至ってはまだその制度が出来て間もなかったってこともありなんとなく手探りな状態での受験でした。
試験自体はオープンブック方式でテキストを見ながらでもOKなのですが、その代わり合格点は90%。ひたすらテキストで答えを探していく作業が果てしなくしんどいものでした。真の英語力がここで試された感じです(苦笑)
落ちてはワシントン州の担当者にメールで連絡をし再度試験を受けれるようにしてもらい再受験をする日々。再受験にお金がかからないのが唯一の救いです。
こちらがその当時ワシントン州の担当者とやり取りしたメールです。Retake 3とかなってますね。
これが終われば晴れてライセンス申請が出来るというモチベーションで受けてました。USCPAがらみで一番しんどかったですね。
まとめ
私のUSCPAがらみででもう2度とやりたくないことベスト5はいかがだったでしょうか。
下の方は受験者や合格者なら結構シンパシーを感じてくれそうな気がします。
受験勉強もしんどいけど、意外と出願とかライセンス申請関係とかの単発系のワークの方が厄介かもしれません。